季節の節目には、ご主人の実家に戻るご家庭も多いことでしょう。特に年末年始やお盆、お正月は、そういった行事が集中します。そんな時期に、事前にメールで連絡を取っておくことはとても大切です。準備をしやすくするためにも、手配を整えるための配慮として受け入れ側も安心します。
義理の家族との関係をより良く保つためにも、少しの心配りが大事になります。この記事では、帰省時のメール連絡に適した例文と、丁寧な挨拶の方法をお伝えいたします。
義理の実家へ向けた帰省前のメール例文のご案内！シチュエーション別に紹介
快適な帰省のため、また礼節を重んじたコミュニケーションを心がけるためにも、事前のメールは非常に重要です。
新年やお盆の際の帰省の挨拶、そして不測の事情で帰省を断念せざるを得ない場合の文例を提供いたします。これらをぜひお役立てください。
義両親への帰省（年末年始に帰るオーソドックスな文例）
文例１
こんにちは、ご無沙汰しております。
○○と申します。
○○（夫の名前）と相談した結果、1月〇日から〇日にかけて帰省させていただこうと思っております。
この予定で訪問しても問題ないかどうか、ご都合を聞かせていただけますと幸いです。
滞在期間中はご迷惑をおかけしないよう配慮いたしますので、ご安心ください。
文例２
寒い季節が続いておりますが、お体に気をつけてお過ごしいただければと思います。
こちらの○○（子供の名前）と○○（子供の名前）も、健やかに日々を過ごしております。
新年の帰省に関しまして、12月○○日にお伺いし、〇泊の予定でおります。
お二人のスケジュールを教えていただけるとありがたいです。
都合が悪い場合は、遠慮なくお知らせください。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
文例３
こんにちは。
ご無沙汰しております、○○と申します。
厳しい冷え込みの毎日ですが、ご健康には十分注意されていますか。
毎日慌ただしい日々を送っておりますが、私たち家族は皆、健康で何事もなく過ごしております。特に夫の○○と、愛する子供の○○は元気いっぱいです。
もう間もなく迎えるお正月に、皆様と久しぶりにお会いできることを心待ちにしております。お会いできる日を心から楽しみにしており、予定が決まり次第、速やかにご連絡させていただきます
〇月〇〇日に帰省し、午後3時頃に到着する見込みです。
2泊を予定しており、〇〇日には帰宅する予定です。
日が近づきましたら、詳細を改めてお知らせいたします。
お会いできる日を、家族一同楽しみにしております。
文例４
こんばんは、○○です。
寒さが本格的になってまいりましたが、お変わりございませんでしょうか。この度のお正月は、毎年恒例の帰省を計画しております。
12月28日には皆様のもとに到着予定でございますので、新年を一緒に迎えることができますことを大変嬉しく思います。家族揃って新年を祝う予定ですが、その後の1月4日には我々の家に戻ることとなります。
帰省中はお母さんと穏やかな時を過ごせることを楽しみにしております。
具体的なスケジュールは後日お送りしますので、何卒よろしくお願い致します。
文例５
お母さん、ご無沙汰しております。
○○と申します。
今年のお正月も年末からの帰省を考えており、12月○○日に到着し、1月〇日にはお別れする予定です。
今回は長めに滞在し、お母さん、お父さんとのひとときを大切にしたいと思っております。
○○（子供の名前）も大きくなりましたので、楽しみにしております。
いつも温かいおもてなしに深く感謝しております。
今年も大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
帰省の詳しい予定については、もう一度ご連絡させていただきます。
義実家への帰省のご挨拶：お盆のときのメール例文集
文例１
暮れなずむ日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか？私、○○よりお便り申し上げます。お身体の具合はいかがでしょうか？私たちは、皆様のおかげさまで元気にしております。
さて、この夏もお盆の節には故郷を訪ねることを計画しております。○○（夫の名前）ともども、8月13日午後３時頃にはお伺いできる見込みです。今回の滞在予定は2晩でございますが、皆様のご予定をお教えいただけますと幸いです。
いつもご多忙のことと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
文例２
日進月歩、暑さが増す毎日でございますが、ご機嫌いかがでしょうか？突然ではございますが、今年の御盆には家族揃って帰省させていただきたく思っております。お目にかかれますこと、心より楽しみにしております。
予定では8月14日に到着する予定となっておりますが、ご都合はいかがでしょうか？充実した時間を共に過ごせますよう、願っております。
文例３
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。早速でございますが、今年も例年通り○○日より○泊で帰省する予定をしております。先日は○○（子供の名前）に素敵なワンピースを頂き、ありがたく思っております。
今回の帰省は8月の○○日の○時ごろに到着予定で、○○日には帰宅予定としております。滞在期間については、ご都合をお知らせいただければと存じます。
くれぐれもご自愛くださいませ。お待ち申し上げております。
文例４
ごぶさたしております、○○です。夏の厳しい暑さの中でもご健勝でいらっしゃいますでしょうか？
来る8月のお盆に、帰省の機会を賜りたく存じます。お伺いするのは8月15日15時ごろを予定しており、1泊だけでございますが、△△（子供の名前）も祖父母の皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
皆さまお忙しい中とは存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
文例５
いつも大変お世話になっております、○○です。今年のお盆は、○○日に故郷へ向かいます。到着は昼頃を予定しておりますので、どうかご無理なさらないようになさってください。
滞在は○泊と考えておりますが、皆様のご都合はいかがでしょうか？忙しいところ恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
お父さま、お母さまにお目にかかれますことを心待ちにしております。日焼けするような暑さですので、ご自愛くださいませ。
帰省前に義実家に送るメールで気をつけたいところは？
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡はいつ行う？ | 帰省予定の1ヶ月前に連絡を取ることが最適です。直前になってしまった場合は、電話での連絡をおすすめします。 |
| 到着する予定の伝達はいつ？ | 到着予定の日時だけでなく、具体的な時刻も伝えることが大切です。遅れが発生した際は、LINEや電話で速やかに連絡を入れましょう。 |
| 連絡するときに何を書く？ | 滞在予定日数、子供や家族が楽しみにしていること、感謝の言葉を添えると良いでしょう。 |
| 帰省したあとでどのような連絡をする？ | 無事帰宅したこと、滞在中の感謝をメールやLINEで伝えます。写真があれば、一層印象が良くなります。 |
帰省時の到着時刻を伝えるべき理由
帰省する際には、到着日のみならず、具体的な到着時刻を予め伝えることが肝要です。これにより、ご両親があなたたちの迎えの準備をしやすくなりますし、遅い時間の到着による不安を抱くこともありません。
特に自動車での移動の際は、途中での渋滞等で遅れる恐れがある場合、迅速にメールやLINE、または電話で連絡を取るようにしてください。
帰省前のメール連絡はどのタイミングで行うべきか？
義実家への滞在期間を「いつからいつまで」と明示し、ご都合を伝えることが重要です。
1ヶ月前に連絡をするのが理想的ですが、もし直前になってしまった場合は、メールではなく電話で連絡することが適切です。また、キャンセルする際にはその理由をメールで説明することも重要です。
帰省見送りのご案内
文例１
暑い日が続く中、ご機嫌いかがでしょうか。
先日は〇〇（子供の名前）の誕生生日に際し、暖かい贈り物を頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。
〇〇は祖父母様からの贈り物で毎日楽しく遊んでおります。
〇〇（夫の名前）と相談した結果、大変残念ながら今夏の帰省は見合わせることにいたしました。
仕事の調整が困難であり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本来ならば直接伺いたいところですが、代わりに供物を送らせていただきますので、なにとぞお許しください。
文例２
長らくお目にかかれておらず、お二人のお健康が気になるところです。
今年のお盆に関しまして、仕事の都合上、帰省は叶わないという状況でございます。
理解いただきたいと願っております。
次の機会にお伺いできる日を楽しみにしております。
盛夏の候、どうかご自愛いただきたいと思います。
帰省後の感謝の気持ちを伝える方法
遠方への帰省から戻ると、多くの場合身体は疲労を感じていますが、その後に感謝のメッセージを送ることはとても重要です。無事に自宅に戻ったことを伝えるのと同時に、帰省に際しての感謝の意を表すことが好ましいとされています。
もし子供さんの写真や動画があれば、それらをメールやLINEを通じて送信することで、義理の両親を幸せにする意外な喜びを提供することができるでしょう。
帰省後に送るお礼のメッセージの書き方については、当ページで紹介している例文を参照していただければと思います。ぜひご覧ください。
帰省準備と心得
義理の両親への帰省は、緊張や気遣いが必要な場面ですが、小さな配慮が良好な関係を築くキッカケになり得ます。
特に事前のメールによるコミュニケーションは、相手への敬意を表すと同時に、義理の両親との信頼関係を深めるためにも効果的です。
出発前のメールでは具体的な情報を
出発前に義理の両親に送るメールでは、到着予定時刻を明記し、滞在期間や家族一同が楽しみにしていることなどを具体的に述べることが肝心です。
こうすることで、義実家側も準備をしやすくなりますし、お互いの期待も共有されるのです。
キャンセルは早めに誠実に
万が一、仕事や健康上の問題で帰省をキャンセルせざるを得ない時は、速やかにその旨を理由と共に伝えることが大切です。信頼を損なわないためにも、素直で誠実な対応を心がけましょう。
帰省後に感謝の気持ちを伝えて
帰省を終えた後は、義理の両親に感謝のメッセージを送ることが望ましいです。宿泊や食事など、おもてなしに対する謝意と共に、楽しい時間を過ごせたことのお礼を伝えるとよいでしょう。
あなたの両親の家ではなく、配偶者の家族の元へと帰る際は、少し緊張するかもしれませんが、前もってのメール連絡はそのギャップを埋める助けになります。
そのメールや後日の挨拶によって、適宜アレンジしながら、快適な家族関係へと繋げていくことができるでしょう。ちょっとした気配りが素敵な思い出のスタートラインとなるのです。
