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箱根駅伝は雪の場合は中止になる?1990年を含む過去の大会も徹底解説

お正月の恒例行事「箱根駅伝」。

しかし毎年のように「雪が降ったら中止になるの?」という疑問の声が上がります。

結論から言うと、これまで雪を理由に中止された箱根駅伝は一度もありません

この記事では、過去の大雪大会(1937年・1978年・1990年前後)を例に、なぜ中止にならなかったのか、そして実際にどのような安全対策が取られているのかを徹底解説します。

雪の日に観戦・視聴を予定している人に向けて、防寒や交通の注意点も紹介します。

「雪の日の箱根駅伝」はどうなるのか?――その答えを、この1記事でわかりやすくまとめました。

箱根駅伝は雪の場合はどうなる?中止になったことは?

この記事では、箱根駅伝が雪で中止になったことがあるのかを、過去の大会記録と公式情報からわかりやすく解説します。

まず結論から言うと、箱根駅伝が「雪」を理由に中止になった年は一度もありません。

結論:雪で中止になった事例は一度もない

箱根駅伝は、1920年に始まってから100年以上の歴史がありますが、雪を理由に中止となったケースは存在しません。

雪が降っても開催されてきたという事実は、箱根駅伝が「新春の風物詩」として定着している理由のひとつです。

過去の大会記録を見ると、降雪の年でも予定通りスタートし、選手たちは厳しい環境の中を力走しています。

つまり、雪では中止にならないのが原則ということです。

開催年 天候 開催状況
1937年 大雪(復路) 通常開催
1978年 豪雪(箱根町で25cm) 通常開催
1990年前後 寒波による雪 通常開催

過去に開催されなかった年一覧(戦争による中止のみ)

一方で、箱根駅伝が開催されなかった年は、第二次世界大戦の影響による5回だけです。

公式サイトによると、1941・1942・1944・1945・1946年は中止と記録されています。

これらはいずれも戦時中で、交通や選手動員が不可能だったためです。

つまり、雪や自然条件による中止は一度もありません。

開催されなかった年 理由
1941年 第二次世界大戦による
1942年 第二次世界大戦による
1944年 第二次世界大戦による
1945年 第二次世界大戦による
1946年 第二次世界大戦による

雪が理由でない背景(歴史と規定)

箱根駅伝が雪でも開催されてきた背景には、明確な運営方針があります。

大会を主催する関東学生陸上競技連盟(KGRR)では、「荒天や道路状況によって中止・中断を判断する場合は、会長が最終決定する」と定めています。

つまり、雪が降っても選手の安全が確保できる範囲であれば、基本的にレースは続行されます。

雪の中を走る箱根駅伝は、選手たちの精神力と大会運営の信頼性を象徴するものでもあります。

雪=中止ではなく、「安全に走れるかどうか」が判断基準というのが、運営の基本姿勢です。

1990年を含む、箱根駅伝で雪が降った年のエピソード

ここでは、実際に箱根駅伝で雪が降った年の記録や出来事を紹介します。

特に1990年前後の大会は寒波が強く、気象条件が厳しかったことで知られています。

それでも大会は中止されず、選手たちは雪の中を走り抜けています。

1937年の大雪復路でも開催された事例

1937年(昭和12年)の箱根駅伝は、復路で大雪に見舞われました。

当時の報道によると、箱根の山間部では雪が積もり、視界も悪化したと記録されています。

しかし、運営側はコース整備を行い、予定通り競技を実施。

雪の中でも大会を成立させた初の例として語り継がれています。

気象条件 結果
1937年 復路で大雪 大会は予定通り実施

1978年25cm積雪の年の記録

1978年(第54回大会)は、箱根町で25cmもの積雪が観測されました。

5区(山登り)や6区(山下り)は凍結した路面に苦しむ選手が続出。

それでも大会は中止にならず、交通・安全管理を強化しながらレースが行われました。

この年は「雪の箱根駅伝」として多くのファンの記憶に残っています。

雪道を走る選手たちの姿は、箱根駅伝の象徴的な光景ともいえます。

積雪 特記事項
1978年 約25cm 豪雪の中で開催、事故なし

1990年前後の寒波や雪の観測と開催状況(※公式記録)

1990年前後の箱根駅伝も寒波の影響を受け、山間部では雪が観測されました。

たとえば、1989年〜1991年の大会では、箱根町や御殿場周辺で降雪が記録されています。

それでも大会は通常開催されており、中止や区間短縮などの措置は取られていません。

つまり「雪が降っても箱根駅伝は走る」という伝統は、この時代にも受け継がれていたのです。

大会年 気象状況 開催結果
1989年 小雪あり 通常開催
1990年 山間部で降雪観測 通常開催
1991年 冷え込み強く路面凍結 通常開催

その他の雪中走行の名シーン(ファン・報道から)

雪の箱根駅伝は、選手たちの精神力を象徴するエピソードとして多くのファンに記憶されています。

特に1978年と1990年前後の映像は、テレビでもたびたび紹介される名場面です。

雪が降る中を駆け抜ける姿は、まるで冬の修行のようだと評されることもあります。

雪=試練であり、同時に箱根駅伝の美しさを象徴する瞬間です。

雪や凍結時の大会運営ルールと判断基準

箱根駅伝は雪や凍結といった厳しい天候の中でも開催されることが多いですが、安全性を確保するための明確なルールが定められています。

この章では、関東学生陸上競技連盟(KGRR)がどのように中止や中断を判断しているのか、そのプロセスと考え方を解説します。

関東学生陸上競技連盟の「中止・中断」判断基準

大会の運営を担う関東学生陸上競技連盟(KGRR)は、毎年「競技注意事項」を発表しています。

その中で、荒天や道路状況などにより選手の安全が確保できない場合には、中止・中断を検討すると明記されています。

最終的な判断は、競技会長(KGRR会長)が関係者と協議のうえで決定します。

つまり、雪が降っても「走行可能な安全性」がある限り、原則としてレースは実施されるということです。

判断項目 内容
天候 雪・雨・風などによる安全リスクの有無
道路状況 凍結や通行止めの発生状況
交通管理 警察・道路管理者との連携可否
選手の安全 転倒・低体温症などの危険性

雪・凍結・悪天候下での安全確保の取り組み

大会当日は、早朝から主催者やボランティアがコースの路面状況を確認します。

雪が積もっている場合には、除雪作業や融雪剤の散布を行い、選手の走行環境を整備します。

また、特に危険が想定される山間部(5区・6区)では、気象庁の観測データやライブカメラをもとに判断が行われます。

過去には一部区間でのペース調整やスタート時間の微調整が行われたこともあり、柔軟な運営がされています。

箱根駅伝は「開催ありき」ではなく、「安全ありき」で判断されているのです。

安全対策例 具体的内容
除雪・融雪剤 早朝から主要区間に散布
走路確認 運営車両が事前走行して危険箇所をチェック
天候モニタリング 気象庁データをリアルタイム監視

区間ごとの一時中断はあり得るのか?

箱根駅伝の公式規定では「区間単位での中止や中断」は明記されていませんが、理論的には可能とされています。

たとえば、5区の登り区間で路面凍結が発生し、選手の通行が危険と判断された場合、その区間だけ一時的に中断する対応も想定されています。

ただし、これまでに区間のみ中止・中断となった事例は存在しません。

運営方針としては、「全体を通して安全が確保できるか」を基準に判断されます。

部分的な中止よりも、全体の安全確保を優先するのが原則です。

対応状況 実施例
部分的中断 過去に事例なし(理論上は可能)
全体中止 戦争期のみ(5回)

雪が多い区間・気象条件の実際(山越え区間の注意点)

箱根駅伝のコースの中でも、特に雪や凍結のリスクが高いのが「5区(山登り)」と「6区(山下り)」です。

標高差が大きく、天候が平地とまったく異なるため、雪への備えは選手にも運営にも欠かせません。

5区・6区の降雪・凍結のリスクと歴史

5区は小田原から箱根町までの約20kmを駆け上がる区間で、標高差はおよそ860mあります。

気温は平地よりも5〜7度低く、雪や霜が降りやすいのが特徴です。

6区(山下り)では、下り坂で路面が凍ると滑走リスクが高まります。

過去には雪で靴底が濡れて滑る選手が続出したこともあり、選手はスパイクピンを短めにするなど工夫を凝らして臨みます。

5区・6区は「雪の箱根駅伝」を象徴する難所と言えるでしょう。

区間 標高 主な天候リスク
5区(山登り) 約860m 降雪・凍結・霧
6区(山下り) 約860m→0m 路面凍結・強風

箱根地域の雪・気候傾向(1月の傾向)

箱根町の1月平均気温はおよそ1〜2℃で、最低気温はマイナスに達する日もあります。

気象庁の観測データによると、1月上旬は年間で最も雪が降りやすい時期とされています。

ただし、積雪量は年によって大きく異なり、多くの年では積もらずに終わることもあります。

それでも運営は毎年、雪対応の準備を怠りません。

これは、箱根駅伝が1月2〜3日に確実に開催されるため、天候リスクを前提にした運営体制を整えているからです。

平均気温 降雪日数 積雪傾向
12月 3〜5℃ 2日程度 ほぼなし
1月 1〜2℃ 4〜6日 一部地域で積雪
2月 2〜3℃ 3日程度 軽い積雪

降雪時の視界・路面状況と選手への影響

雪が降ると、選手たちの視界や足元の状況が大きく変わります。

視界が白くなる「ホワイトアウト」状態では、前方との距離感がつかみにくくなります。

また、凍結した路面では、シューズのグリップ力が低下し、足への負担が増します。

一方で、こうした過酷な環境を走ることが、選手の集中力や粘り強さを引き出すとも言われます。

雪の箱根駅伝は、技術と精神力の勝負でもあるのです。

影響要素 具体的な影響
視界不良 前方との距離感がつかみにくい
路面凍結 滑りやすく、フォームが乱れやすい
気温低下 筋肉の動きが硬くなり、ケガのリスク増

テレビ放送・視聴者向けの雪中観戦ガイド

雪の日の箱根駅伝は、テレビで見る人にとっても特別な魅力があります。

ここでは、雪の中で行われるレースがどのように放送され、どんな見どころがあるのかを紹介します。

テレビ中継で見る雪の影響と演出ポイント

箱根駅伝日本テレビ系列で全国生中継されており、雪が降る年にはカメラワークや演出にも工夫が加えられます。

例えば、雪が舞う5区の山登りでは、選手の息づかいや足音をより強調した映像が多く使われます。

白銀の中を駆け抜ける選手の姿は、まさに冬のドラマといえるでしょう。

また、実況や解説者が「雪の影響でペースが落ちています」といった補足を加えることで、視聴者も臨場感を感じやすくなります。

演出の工夫 具体的な内容
カメラワーク 雪が映えるアングルやズームを使用
音声演出 足音や呼吸音を強調して臨場感を演出
実況解説 雪による戦略変化や選手心理を伝える

視聴者が知っておきたい雪の日の見どころ

雪が降る箱根駅伝では、通常の大会とは違った見どころがあります。

まず注目したいのは選手の走り方の変化です。

雪の日は滑りやすいため、選手は足の接地を短くして安定を優先します。

そのため、普段よりも慎重でリズムの異なるフォームが見られます。

また、山登り区間では体温維持のために顔を覆うランナーもおり、装備にも個性が出ます。

雪の日ならではのフォーム・戦略・装備の違いに注目することで、より深くレースを楽しめます。

見どころ 注目ポイント
フォーム 安定重視の短いストライド
ペース配分 滑り防止で慎重な序盤運び
装備 グリップシューズ・耳あて・手袋など

そして、雪景色の中でのレースは映像的にも美しく、年によっては「雪の名場面」として特集されることもあります。

テレビで観る雪の箱根駅伝は、競技と映像美の両方を楽しめる貴重な瞬間です。

現地観戦者向けの実用ガイド(雪・寒さ対策)

雪の日に箱根駅伝を現地で観戦する場合、気温の低さや路面状況に十分注意する必要があります。

ここでは、防寒対策や交通アクセスのポイント、安全に観戦するための心得をまとめます。

服装・防寒グッズのおすすめ

1月初旬の箱根は、気温が0℃を下回ることも珍しくありません。

特に沿道での観戦は長時間立ちっぱなしになるため、防寒対策が不十分だと低体温症のリスクもあります。

おすすめは、重ね着(レイヤリング)と防風性のあるアウターの組み合わせです。

また、手袋・カイロ・ネックウォーマーは必須アイテムといえます。

「体を冷やさない準備」が快適観戦の第一歩です。

アイテム 目的
防寒アウター 風と雪を防ぐ
重ね着(ヒートテック・セーターなど) 体温を逃さない
手袋・ネックウォーマー 末端の冷えを防止
携帯カイロ 長時間観戦でも温かさをキープ
防水シューズ 雪解けによる足元の冷えを防ぐ

雪の日の交通規制とアクセス注意点

雪が降ると、箱根エリアでは交通規制や渋滞が発生しやすくなります。

特に箱根湯本〜芦ノ湖間の道路は、早朝から交通量が増えるため注意が必要です。

公式サイトでは例年、駅伝開催日に通行止め・一方通行の案内を発表しています。

マイカーでの観戦は避け、公共交通機関の利用が推奨されます。

雪の日はバスの遅延や運休もあり得るため、事前に時刻表や運行状況をチェックしておきましょう。

手段 ポイント 注意事項
電車(小田急箱根登山鉄道 雪に比較的強く、安定した移動が可能 遅延情報を事前確認
バス 主要区間へのアクセスに便利 積雪時は運休の可能性
自家用車 柔軟に移動可能 チェーン装着義務あり

雪時の観戦安全の心得と行動指針

沿道での観戦中は、雪で足元が滑りやすくなります。

視界が悪いと選手や運営車両との距離が近くなり危険です。

特にカーブや坂道付近では、安全管理のため立ち入りが制限されることもあります。

観戦時は無理にコースに近づかず、指定された観戦エリアを守りましょう。

また、雪で体が冷えた場合は無理せず屋内施設やカフェなどで暖を取ることも大切です。

「安全第一・無理をしない」が雪の日観戦の鉄則です。

注意点 推奨行動
滑りやすい路面 滑り止め付き靴で歩く
視界不良 選手・車両に近づかない
体温低下 温かい飲み物・休憩を挟む

よくある質問(FAQ)

ここでは、「箱根駅伝は雪で中止になるの?」「1990年はどうだった?」といった、よく寄せられる質問に答えます。

疑問を整理しながら、雪の日の箱根駅伝をより深く理解していきましょう。

雪でも箱根駅伝は基本開催?

はい、基本的には開催されます。

過去の記録を見ると、雪が降った年でもすべて大会は実施されてきました。

雪の降る1937年や1978年、そして1990年前後の寒波年も中止にはなっていません。

箱根駅伝が雪でも開催されるのは、「安全が確保される限り走る」という運営方針があるためです。

天候 開催状況
1937年 大雪(復路) 通常開催
1978年 豪雪(25cm積雪) 通常開催
1990年前後 寒波・降雪あり 通常開催

積雪・吹雪・凍結で延期になることはある?

現時点では、雪による延期や日程変更の事例はありません。

ただし、運営側は毎年、荒天時の対応として「中止・中断」の判断手順を定めています。

万一、選手や関係者の安全が確保できない場合は、協議のうえで中止が発表される可能性はあります。

「雪だから必ず実施」とは限らず、安全最優先で判断されるという点を理解しておきましょう。

条件 判断
軽い雪・小雪 通常開催
積雪(交通に影響あり) 一部区間調整または除雪対応
吹雪・視界不良 安全協議のうえ一時中断もあり得る

1990年に雪で影響が出た記録はある?

1990年(平成2年)の箱根駅伝では、山間部で降雪が確認されています。

ただし、コース上の積雪はわずかで、レースは予定通り行われました。

報道によると、冷え込みが厳しく路面が部分的に凍結していたものの、大会運営や選手の安全には影響がなかったとされています。

このため1990年も「雪中止」にはなっていないという記録が残っています。

大会年 天候 影響
1990年 寒波による降雪 路面の一部凍結のみ、通常開催

このように、雪の日でも箱根駅伝は原則として実施されています。

ただし、観戦や選手の安全を守るため、運営側の判断は常に慎重に行われている点を覚えておきましょう。

まとめ:雪でも走る箱根駅伝、その魅力と理由

ここまで、箱根駅伝が雪の日でも開催されてきた理由と、1990年前後を含む過去の事例を見てきました。

最後に、箱根駅伝がなぜ雪でも走るのか、その背景と魅力を整理します。

雪中止ゼロの事実とその意味

箱根駅伝は、1920年の第1回大会から現在まで「雪による中止ゼロ」を続けています。

これは、運営の安全管理体制が確立していること、そして関係者全員が「走ること」を大切にしている証です。

戦争によって5回中止された以外、自然条件で大会が止まったことはありません。

箱根駅伝は、困難な環境でも挑み続ける人々の象徴として、多くのファンに感動を与え続けています。

中止理由 回数
戦争(第二次世界大戦 5回
雪・天候 0回

今後の安心・安全への取り組み

近年は気候変動の影響で、箱根エリアの天候も予測が難しくなっています。

そのため、運営側は天候監視体制を強化し、交通規制・除雪対応・安全管理をより徹底しています。

また、選手への安全啓発や、ボランティアへの緊急時対応教育も進められています。

こうした体制があるからこそ、箱根駅伝は毎年多くの人々に安心して見守られる大会となっています。

「走る伝統」と「守る安全」が両立しているのが、箱根駅伝の真の強みです。

安全管理の取り組み 内容
気象データの常時監視 気象庁・現地観測所との連携
除雪・凍結防止 事前融雪剤散布、路面確認
緊急時対応 救護体制・交通統制を強化

箱根駅伝は、単なるスポーツ大会ではなく、自然と人との挑戦を描く物語です。

雪が降ろうと風が吹こうと、その道を走り抜ける選手たちの姿は、毎年多くの人の心を動かします。

雪でも走る箱根駅伝――それは、努力と継続の象徴であり、日本の冬を彩る奇跡の舞台です。